「武漢肺炎」の治療薬・ワクチン開発が急ピッチ 世界経済の再生も、米大統領選も、あなたの命も・・・すべてをかけて‼️ #「武漢肺炎」ワクチン #コロナ治療薬 #イベルメクチン #富嶽 #シクレソニド #ヒドロキシクロロキン #デキサメタゾン #レムデシベル #アビガン #オックスフォード大学 #WHO #BNT162b1 #mRNA-1273 #モデルナ #アンジェス
世界経済が再生できるか? トランプ米大統領は再選されるのか? 雇用は回復するのか? 東京五輪2021は開催できるのか? それらの全てが治療薬とワクチンの開発実用化の時期にかかっている。
「株価は変化を先取りする」とはいうものの、進展が伴わなければ下げる。投資家も固唾を飲んで製薬会社の動向に注目している。
以下に、関連のニュースをまとめてみた。勿論これ以外に研究はされている。日本の武田薬品なども世界の製薬会社とグループを組んで開発に取り組んでいる。具体的に薬品名がハッキリしているニュースを掲載する。
🔷【治療薬部門】
❶ (ノーベル賞)大村氏の🇯🇵イベルメクチン、新型コロナに効果 米ユタ大が報告
(出典:日本経済新聞電子版 2020/4/27 12:24)
「抗寄生虫薬のイベルメクチンを新型コロナウイルスの患者に投与したところ、投与していない患者に比べて死亡率が約6分の1に低下したとの報告を米ユタ大学などの研究チームがまとめた」「研究チームは、20年1月~3月に治療を受けた新型コロナウイルスの患者約1400人を調査。北米や欧州、アジアの169の医療機関でイベルメクチンを投与された約700人の患者と、投与されず別の薬などによる治療を受けた約700人の死亡率を比較した。
その結果、イベルメクチンを投与していない患者の死亡率は約8%だったのに対し、投与した患者は約1%と低かった。人工呼吸器が必要な重症者の死亡率をみると、投与していない患者で約21%だったのに対し、投与した患者では約7%だった」という。イベルメクチンの強みは、アフリカでの投与実績はアフリカ豚熱=豚コレラ(ASF)ウイルスでの投与実績は数億人に上るが、目立った副作用の報告がないことだ。
❷ スパコン富岳で新型コロナ候補薬を数十種類発見 🇯🇵理研が発表
(出典:SankeiBiz 2020.7.3 22:53)
「理化学研究所は3日、新型コロナウイルス感染症の治療に有望な候補薬を、新型スーパーコンピューター「富岳」(神戸市)を使って数十種類見つけたと発表した。新しい治療薬の開発につながると期待される。
世界最高性能を誇る新型スーパーコンピューター「富岳」(出典:SankeiBiz)
「これまで新型コロナの治療薬候補に挙がっていない薬も多く含まれ、日本の企業が開発した薬が最も阻害効果が高かった」「12種類は既に海外で治験が行われているという」
「今後は細胞を使った実験で効果を検証するほか、製薬企業と連携して臨床研究や治験を目指す」というから、製薬業界に投資を考えている向きには目が離せないだろう。
「『富岳』はスパコンで世界一の性能を誇り、前身の「京(けい)」で1年以上かかる大規模なシミュレーションをわずか10日で実施できた。研究チームの奥野恭史京都大教授は『ウイルスと全く関係のない薬の中から有望な候補が見つかった。富岳だからこその成果だ』と話した」というから、やはり『一番じゃないとダメ』だった。今から一年かけて、有効な治療薬候補を見つけてからでは助かる人も助からない。
❸ ぜんそく治療薬「🇯🇵シクレソニド(商品名オルベスコ)」のコロナ増殖抑制、仕組みを解明 群馬パース大
(出典:THE SANKEI NEWS産経新聞 2020.6.18 20:26)
気管支ぜんそく治療薬「シクレソニド(商品名オルベスコ)」(帝人ファーマのホームページから)
「群馬パース大学(群馬県高崎市)は、大学院の木村博一教授(59)の研究チームが、新型コロナウイルスの治療薬候補として注目されているぜんそく治療薬「シクレソニド」がウイルスの増殖を抑える仕組みを解明したと発表した。研究結果について「治療薬候補としてのエビデンスを提供し、今後の創薬にも役立つ情報」としている」
「研究は群馬大学、杏林大学、国立感染症研究所などと共同で行った。
先端バイオインフォマティクス技術と高性能コンピューターを駆使したドッキングシミュレーションという手法で、シクレソニドの分子レベルでの抗ウイルス効果を詳細に分析。
その結果、シクレソニドはコロナウイルスが複製の際に生じた変異を修正する酵素と結合することで、ウイルスゲノムの正確な複製を阻害することを初めて突き止めた。
研究成果は、米アレルギー・ぜんそく・免疫学会が発行するアレルギー・臨床免疫学の専門誌「ジャーナル・オブ・アラジー・アンド・クリニカル・イミュノロジー」に掲載された」という。
❹ 米FDA、抗マラリア薬(ヒドロキシクロロキン)の緊急使用許可を撤回 コロナ治療で
(出典:ロイターReuters Staff 2020年6月16日 / 02:33)
トランプ米大統領が予防薬として服用していたとして有名になった薬だ。まだ、可能性はあるのかもしれない。
❺ 🇬🇧低コストの抗炎症薬(デキサメタゾン)、新型コロナ患者の生存率高める治療薬第1号に
(出典:Bloomberg https://www.bloomberg.co.jp/ 2020年6月16日 22:55 JST)
「英オックスフォード大学の研究で、低コストの抗炎症薬が新型コロナウイルス感染症(COVID19)患者の生存率を高めることが明らかになった。最初の治療薬として注目されている。
呼吸補助が必要な患者に4週間かけてデキサメタゾンを投与したところ、標準的な治療を受けた患者よりも死亡率が低いことが分かったと、研究チームは16日に発表した。
人工呼吸器を使用する患者の場合、デキサメタゾンの投与で死亡は3分の1減少。酸素吸入のみを受けている患者の死亡は5分の1少なくなった。呼吸補助を必要としない患者には、違いが見られなかったという」
❻ 🇺🇸ギリアドのレムデシビル、限定的な効果にとどまる-株価下落
(出典:Bloomberg https://www.bloomberg.co.jp/ 2020年6月1日 23:55 JST)
「米ギリアド・サイエンシズの発表資料によると、病状が中程度の患者グループを対象にした第3相試験で、レムデシビルを5日間投与された入院患者は、標準的な治療を受けた患者と比較し、わずかな改善が見られた。だが、10日間投与された別のグループでは統計的な有意性が示されなかった」という。
❼ 🇯🇵アビガン有効性示せず、新型コロナ治療の臨床研究で-報道
(出典:Bloomberg https://www.bloomberg.co.jp/ 2020年5月20日 3:30 JST)
「新型コロナウイルス感染症(COVID19)治療薬としての承認が期待される「アビガン」の臨床研究で、明確な有効性が示されなかったと、共同通信が複数の関係者の話として伝えた。
藤田医大を中心に多施設共同で実施された臨床研究に関し、今月中旬に厚生労働省に報告された中間解析結果で、ウイルスの減少率に明確な差が出なかったという。研究は今後も続けることが決まったと共同は報じている」という。中国の研究者は有効と発表しているが・・・。
🔷【ワクチン部門】
❶ 🇬🇧英オックスフォード大での開発が最も進んでおり、大規模な治験が進行中
WHO、会合に台湾も参加 ワクチン17種類が治験に
(出典:THE SANKEI NEWS産経新聞 2020.7.3 10:45)
「世界保健機関(WHO)は2日、前日から開催していた新型コロナウイルス感染症の治療薬やワクチンの開発状況などについて協議する会合を終えた。
WHOのテドロス事務局長=1月、ジュネーブ(Keystone提供・AP=共同)
当局者は現在17種類のワクチンが世界各地で臨床試験(治験)に入っていると明らかにした。
2月に開いた同様の会合の第2弾で、前回に引き続きWHO非加盟の台湾からも参加があった。
WHOによると、英オックスフォード大での開発が最も進んでおり、大規模な治験が進行中。治験に入っていない段階のものは、150種類以上が研究されており、各地で開発に向けた努力が続いている」としている。
WHOの会合に2月に引き続き「台湾」の参加が認められたのは、感染封じ込め成功国抜きにはワクチン開発は語れないのだろう。
❷ 🇺🇸米ファイザーと🇩🇪独バイオNテック、新型コロナワクチン治験で好結果
(出典:Bloomberg https://www.bloomberg.co.jp/ 2020年7月2日 0:17 JST)
「安全性と抗体生成を確認、7月中にも第2相治験へ
年内に最大1億回分、来年末までに12億回分の生産を目指す
米ファイザーと独バイオNテックが共同開発する新型コロナウイルス感染症(COVID19)のワクチン候補「BNT162b1」は、第1相臨床試験(治験)で安全性が示され、患者に抗体が作られることが確認された」という。
治療薬と異なり、ワクチンは、健康体に投与するから安全性が最も重視される。だが、先陣を切れば、対象が億にのぼるだけに製薬会社も必死だ。11月の米大統領選挙までに実用化されれば、劣勢に立たされているトランプ米大統領の再選もありうる。
❸ 米、有望なコロナワクチン候補を約7株に絞り込み
(出典:ロイターReuters Staff 2020年6月17日 / 00:34)
「米厚生省は16日、有望な新型コロナウイルスワクチン候補を当初の14株から約7株に絞り込むと発表した。
政府はコロナワクチンの開発加速に向け『オペレーション・ワープ・スピード」』計画を推進している。
ニューヨーク・タイムズ紙(NYT)は今月初め、政府がコロナワクチンの製造で最も有望な企業として、🇺🇸米モデルナ(MRNA.O)、オックスフォード大学と提携している世界十二位🇬🇧英アストラゼネカ(AZN.L)、🇺🇸米世界六位ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)(JNJ.N)、世界四位🇺🇸米メルク(MRK.N)、世界二位🇺🇸米ファイザー(PFE.N)の5社を選定したと報じた」
❹ 🇺🇸米モデルナ、コロナワクチン抗体確認 7月に大規模治験
(出典:日本経済新聞電子版 2020/5/18 23:48 (5/19 7:41更新))
モデルナのホームページ
「【ニューヨーク=西邨紘子】米バイオ医薬ベンチャーのモデルナは18日、開発中の新型コロナウイルスワクチンの初期の治験の結果が有望だったと発表した。異なる量を投与した複数の治験参加者から抗体を確認できたという。7月には大規模な治験に移行し、早期の量産を目指す。有効なワクチンの供給体制が整えば、経済の本格的な再開を後押しする可能性がある。
モデルナは新型コロナの有力なワクチン候補「mRNA-1273」を開発している。今回の治験には18~55歳の男女45人が参加し、ワクチン量に応じて3つのグループに分けて効果を調べた。最もワクチン量が少ないグループの治験参加者も含め、現時点で8人からウイルスの感染を予防する働きをする「中和抗体」が確認できた。これまでのところ、重篤な副作用は見られないという。
モデルナは開発と並行し量産に向けた準備も本格化する」と報じている。
❺ 🇯🇵アンジェスのワクチン、7月から治験 年内実用化狙う
(出典:日本経済新聞電子版 2020/5/25 18:00)
「大阪大学発のバイオ企業アンジェスは新型コロナウイルスワクチンの臨床試験(治験)を7月から始める。動物実験の成果などを受けて厚生労働省や医療機関などと治験前倒しについて協議している。有効性が確認できれば年内にも承認を受けて実用化される可能性がありそうだ」と報じられていたが、2020年6月30日付けで会社から公開された情報によれば
「会社名 アンジェス株式会社 代表者名 代表取締役社長 山田 英
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)向け DNA ワクチン:
第 1/2 相臨床試験開始のお知らせ
新型コロナウイルス感染症向け DNA ワクチンにつきまして、第 1/2 相臨床試験を大阪市立大学医学部附属 病院において開始しましたことをご報告いたします。
お問い合わせ先
アンジェス株式会社 社長室 広報・IR 担当 03-5730-2641」とあるように、厚労省の許可を受けて第一相臨床試験が開始された。
(※掲載順に厳格な意味はない」
以上