【特報】安倍総理 10万円のバラ撒き決定‼️豪邸住まいの高額所得者分は公明党山口代表が、創価学会の現金資産10兆円?から出すべし⁉️ 国民は一回きりの10万円より、先の『安心』を求めてるのではないか⁉️ #10万円給付 #公明党 #創価学会 #玉置和郎 #政治姿勢 #雇用保険 #令和の徳政令
最新のニュースでは、公明党(山口那津男代表)の要請を受け、安倍総理も、「1人あたり一律10万円支給へ 減収世帯30万円取り下げ」「補正予算の組み替えや国会の調整を指示した」という。(出典:日本経済新聞電子版 2020/4/16 19:31更新)
🔷高額所得者、天下り公務員、高額所得芸能人・YouTuber・デイ・トレーダーetcに出す10万円は全くの無駄金‼️
大田区田園調布、港区白金台、港区麻布、渋谷区南平台etcいずれも東京でも有名な高級住宅街だ。こんなところにお住みになっている方にも僅か10万円を渡すという。
天下り公務員、高額所得芸能人・YouTuber・デイ・トレーダーetc、年収1000万円を超える人にもだ。こういうのを「ドブに金を捨てる」といわないだろうか。
「ビートたけし」、「タモリ」、「明石家さんま」といった、お笑御三家にも聞いてみたらどうか❓10万円もらって嫌ではなかろうが、本当に嬉しいだろうか?
公務員や厚生年金生活者や生活保護受給者は、どうだろうか?この人たちも、小売店員や飲食店員といった人たちに比べたら、収入面での影響のない人たちだ。
ある厚生年金受給の高齢者はこう言う。「贅沢しなければ、年金で十分に生活できる。幸いコロナのお蔭で、外食も少なくなったし、医者もよほどのことがない限り行かないようになった。ガソリン代も半分になった。以前よりよく散歩をするようになったので、血糖値も体重も下がり、花粉症にも風邪にもかからなくなった。10万円は、あれば有難いが、無くても困らない。真面目に働こうとしている若い人や子どものいる人の方がお金が生きるのでは?」と。こういう激変の時代には安定した収入がある人は強い。
そういえば、花粉症も聞かなくなった。
但し、国民年金生活者は、もともと金額が少ないから手当が必要だろうが・・・。
公明党が高額所得者にあげたいのなら、その分は、国民の税金ではなく、創価学会の10兆円ともいわれる現金資産でバラ撒かれたらどうか❓池田大作先生は、きっと「そんな無駄遣いできるか‼️』と一喝されて終わりだろう。要するに本質的に『無駄遣い』なのだ。
高額所得者、天下り官僚、年金生活者は大事な票田だ。小売店員や飲食店員にも公明党支持者は多いだろう。そういった人たちに、簡単にわかりやすく金を渡す方法はこれしかないということなのだろうが、これではまるで選挙の買収と変わらないではないか⁉️
たしかに、分かりやすく、迅速にできる。だが、こういう劇薬はあとで後遺症がでる。麻薬やステロイドがクセになるように。
それよりも、日本の『イデア』(日本人の精神的原型、理念、らしさ)が崩壊することを何よりも恐れる。
佐藤、田中、三木、福田、大平、鈴木、中曽根各総理大臣に、「政治には哲学がなくてはならない」と説き続けた“伝説の政治家玉置和郎”元総務庁長官、衆・参議員議員も泉下で嘆いていることだろう。
彼は、天才的な直感を持っていた。そして類まれな発想力もあったし、実行力もあった。何よりも「政治哲学」と言い得るまでの一貫した大衆中心の政治理念を持っていた。ちなみに彼の政治哲学の一端が示された国会質問を議事録から次に抜粋してみる。
昭和47年(1972年)の4月4日の参議院予算委員会で、当時の田中総理に、彼はこう切り出した。
「○玉置和郎君 そこで総理、お伺いしますが、総理は、人間の真の幸福と関連して、世の中は進歩したと見ますか。」と。
(田中総理答弁 略)
○玉置和郎君 いま総理から原子力の問題がありました。私はいまの質問の前段に置いたのは、人間の真の幸福と関連してと、こうやったわけですね、人間の真の幸福と関連してと。そこでいわゆる原子力の問題は、これは科学技術の発達とともに、結局、究極はアトムの発見になったわけです。できたものは何かといったら水素爆弾ですよ。一発で数百万の人間が死んでしまうわけです。こういうことが進歩でしょうかね、これ。」(中略)
「進歩といい、繁栄と呼ぶものは、何が人間にとって一番大切であるかという原点から出発したものでなければならぬということ、これを言いたいのです」
「世の中の人に問うとすぐこう言うのですよ。それは玉置さん、自動車が新しくなって、モデルチェンジしてスピードが出るようになったじゃないか。家庭生活を見てみなさい、電気冷蔵庫ができて、電気洗たく機ができてと、こう言うのです。電気洗たく機は確かに毎年新しくなる。型も大きくなる。使いやすくなる。そういうことをもって進歩というんでしょうか。」と問いかける。
そして彼はいう。「これは生活が便利になったということだけなんです。ほんとうの意味の進歩というのは、人間の進歩というのは、やはり魂の問題であり、精神の問題なんです。」
「その証拠に、総理、これだけ物質文明が進歩した世の中において、ミケランジェロのような芸術家が出ない。トルストイのような文豪が出ない。ベートーベンのような音楽家が出ない。いわゆる巨匠と称されるような人がかえって出てこない」と指摘する。映画「ダヴィンチ・コード」や「スターウォーズ」のテーマ曲の作曲者が、必ずしもベートーベンに劣るとはいえないが、何をいわんとしているかは理解できるだろう。
「しかし、その物質文明の便利さのゆえに、人間がいつの間にか物中心に振り回されてしまったのです。そうして、一番大切な魂の問題、精神の問題、これがだんだんだんだん薄れていくんです。そういうことでいいのかどうか、私はこの問題を総理にお聞きしたいのです。
○国務大臣(田中角榮君) 科学技術が進歩したというのも進歩の一つであるということは事実でございますが、この進歩をしたという中で、(中略)この上にはやはり精神的にも日本人として引き継げるようなものを、われわれの時代につくらなければならないということに考えていかなければいかぬと思うのです。(後略)
○玉置和郎君 次に、私は、人間の幸、不幸という問題、これはどういうふうに考えるかということですね」
と今度は理念ではなく具体的な政策課題を提起してゆく。
「私は人間の幸、不幸の自覚は、一般的に見ますると比較の問題だと思うのです。(中略)そうして、自分たちの間にできたかわいい子供の将来のことを考えて、また自分たちの老後を考えて、せめて自分たちの住めるささやかな住まいをということを考えても、なかなか手が届かない。いらいらはそういうところから起こってくる。(中略)まず、国民の当面の幾つかの問題のうち、一つだけでもいい、実行をしてやる、決断をしてやる――私はそのためには、やっぱり何といっても宅地の問題だと思うんです、宅地の問題。」
48年前の当時の庶民が、何をもっとも強く求めていたか、という点に言及してゆく。ここから、彼の天才ぶりが発揮される。予算を増やせという当たり前のことは言わない。
「私はやはり自由民主党の一党員として、また国会議員として、戦後の復興を助けたのは、やっぱり農地解放であったと思うんです。そのために、過密都市における宅地の確保というために、われわれ国会議員それぞれ先頭に立って自分の持っておる宅地を一般庶民に開放する、そうして役立たすというふうな発想。私はこれを言う限り、私もやっぱり三百四十坪ほどあるんです。私は総理とだいぶ――いなかですけれども、朝霞ですが、だいぶ値段は違いますが、しかし私は言う限り、私なりに開放する。この辺の総理の見解をお聞きしたいと思います。」
私も範を示すが、総理あなたは本気でやる気があるのか❓政治家の姿勢として、身を切ってでも庶民がもっとも強く求めているものを実現する覚悟はあるか❓と迫るのだった。
これには田中総理も虚を突かれ、後々の住宅政策に結実する「覚悟」を口に出した。下線部である。
○国務大臣(田中角榮君) 緒についたということでありますが、まだ緒につかないかもしれません。しかし、土地税制その他諸般の政策をやっておるわけでありますから、まず緒につけなければならないと、こう思っております。国民のいらいらというのは十分承知しております。(以下略)」
国民が求めているものを理解し、それを実現しようという「政治姿勢」を田中総理と玉置和郎氏が共有した瞬間であった。
🔷一回きりより、ずっと続く『安心』を‼️
翻って、今回の10万円のバラマキはどうか。政治姿勢はなんなのか❓国民は何を一番求めているのだろうか❓ここが一番大事な点だ。アメリカがやったからとかは理由にならない。日本人は安定を求める国民だ。狩猟民族でも牧畜民族でもない。定住型農耕民族の性格が色濃く残っている。貰えば嬉しいことは誰も同じだろうが、一回きりの10万円が欲しいのではないはずだ。
最も欲しているのは『安心』ではないか⁉️
巷では、大卒採用予定者が採用を取り消されたというケースが頻発している。TOYOTAも工場の操業停止を簡単に打ち出せるのは、期間工、派遣工を雇い止めすればいいからだ。小売店員も飲食店員も風俗店員も、そのほとんどがアルバイト雇用だ。こういう人たちが『安心』すれば、家族も『安心』する。その両親も『安心』する。子どもも両親の笑顔に『安心』する。
これを迅速に実現する覚悟があるかということを、彼、玉置和郎なら追求することだろう。雇用を保証、補償するため、雇用保険の認定要件を緩和し、期間を延長して、受け易くする。金額も増やす。法律の条文は簡潔明瞭だ。「『武漢型コロナウイルス』の影響により失業したものについては、特別の措置を講ずる。内容は政令で定める。即日施行する」。一年間の時限立法にし、状況をみて延長すればいい。
雇用保険に入っていない事業主の被雇用者についても、臨時的に雇用保険の適用範囲に入れられればいい。
既存の制度と、「ハローワーク」という既存の機関を活用するから迅速にできる。不正受給は、発覚した時点で厳罰を持って臨むように法改正すれば抑止力になる。ドイツではそういう考え方だ。鉄道の改札に人はいない。だが無賃乗車をして見つかれば、高額の罰金を取られるから誰もしないという。
さて、一回きりの10万円と当分の間続く失業給付金と、どちらが『安心』を与えられるだろうか⁉️
ちなみに、アメリカでは、既に失業保険の申請は1000万人を超えているかも知れない。(「米の失業保険申請、最大の664万件 解雇・一時帰休で」 出典:日本経済新聞 電子版2020/4/2 21:36 23:07更新)
同紙によれば、「米労働省が2日発表した失業保険の新規申請件数(季節調整済み)は、3月28日までの1週間で664万8千件となり、過去最大だった前週(330万件)からさらに2倍に膨らんだ。新型コロナウイルスで経済活動が大幅に制限され、飲食店や小売店などでは従業員の解雇や一時帰休が急増している。トランプ政権は給与補填などの経済対策を決めたが、迅速な執行が求められる」と、やはり失業給付金の財源措置が急務であることに触れている。『安心』を求めてアメリカの失業者が殺到しているからだ。
トランプ米大統領は、緊急策として、家計へは、大人一人1200ドル(約13万円弱)子ども一人500ドル(約5万4千円)、総額約5000億ドル(54兆円)を直接支給するというが、失業保険の急増、拡充等には予算を割いていない。これでは所詮一時しのぎに過ぎない。範とすべき政治理念は見えない❗️
🔷「令和の徳政令」を断行すべき‼️
それと、『令和の徳政令』を出すことも検討すべきだ。借金をゼロにしろというのではないから、鎌倉、室町時代の徳政令とは違う。サラ金からの借金も住宅ローンも、奨学金等すべてを「当分の間」返済を猶予し、その間金利はゼロとする。返済を迫ったり、金利を取った場合は罰則規定を設けることも緊急措置として法制定する。
企業の借金も「当分の間」返済猶予とする。もちろん金利はゼロだ。
これには予算は原則かからない。サラ金会社とその裏で儲けていた大手銀行や住宅ローンを行っている銀行、日本学生支援機構等に返済を待ってもらうだけだ。その間は、負担分を上限に、必要に応じて日銀から潤沢に資金供給する。
🔷政治家がすべきことは、国民を安心させるという「政治姿勢」‼️
どれくらいの予算になるかは、財務省の役人に計算させればいいことだ。政治家が示すべきことは、国民が『安心』する〈政治姿勢〉を明確に示すことだ。
一回だけのバラマキでも、単純計算(人口×10万円)で12兆円超かかるが、それで国民に『安心』を与えられるだろうか⁉️安心できなければ、またばら撒くのだろうか❓一回12兆円超もの税金(赤字国債)が死に金になってしまうが、それで国民は納得するのだろうか⁉️
日頃から最悪を想定した危機管理をしていないから、ドタバタするのだ。政治家が腹を決めて官僚に命じる、それが政党政治家の〈政治姿勢〉だ❗️ということを、今は亡き玉置和郎氏は教えているようだ。
以上