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「くら寿司」 アルバイト従業員が不適切な動画投稿で謝罪ーNHKニュースの奥に垣間見える回転寿司業界の闇ー セブンイレブンでも “ おでん ” 投稿騒ぎ

    「大阪に本社がある大手回転寿司チェーンの「くら寿司」は、アルバイト従業員による店内での不適切な行動の動画がインターネット上に掲載されたとして、謝罪しました。」ではじまるニュースは衝撃的だった。2019年2月6日 出典:NHK NEWS WEB

 

    「不適切な行動」とは、「くら寿司」バイトの従業員が自分で、寿司ネタの柵をゴミ箱に放り込み、すぐに拾い上げて、まな板の上で調理したもので、その様子を、誰かが動画撮影し、ツイッターに投稿し問題が明らかになった。

 

    動画投稿を受けて、くら寿司の運営会社「くらコーポレーション」は2月6日付けで、アルバイトの従業員による行為と確認し、謝罪文をホームページ上に掲載した。(下掲)

 

しかしながら、その内容こそが問題だ。下掲の謝罪文をよく読めば、言い訳と責任転嫁に終始しているのが一目瞭然だ。

 

    “ 類似の事故が様々なチェーン店で多発しており ”と、くら寿司だけではないことを強調。さらに、“ 日頃からその対応を懸命に行なっておりましたが、力およばず同種の事件が起こってしまいました ” と “ 不可抗力 ” を強調する。

 

    NHKは「聞き取りの結果、動画に映っていた魚の切り身はその場で廃棄しており、客には提供されていないということです」と報じたが、その場で廃棄するなら、最初からゴミ箱になんか投げ込むはずがないという合理的が疑問が残る。

 

    また、その切り身がのったまな板は、その後キチンと殺菌したのか⁉️ そんなことをする人間が殺菌するはずがないだろう。

 

    謝罪文の最後では、わざわざ “ 当事者への対応を含め、法的に厳粛な対応を進めて参ります ” と、まるで被害者のように、バイトに対する法的対応を強調した。

 

    全くの、本末転倒だ。

 

    食品衛生に関する責任は、会社にある。指導をしていても起こったら言い訳はできないから、食中毒事故が起こってしまったら、一切の言い訳はせず、原因の究明と再発防止をする以外ないのだ。

 

    調理場にカメラを設置する等の事案防止策について従業員と話し合ったのだろうか⁉️

その現場に、管理者はいなかったのか?

毎日の朝礼で、注意をしていたのか?

法的対応をするならすると事前に従業員に告げていたのか?

バイトの雇用契約書には明記されていたのか?  etc

 

    裁判になれば、これらの点が公の場で明らかになる‼️ 勿論、キチンと問題のネタは廃棄したかも⁉️  これだけ堂々と法的対応と言っておいて、もし、「くら寿司」が訴訟を起こさず内々で処理すれば、何らかの疚しさがあるのではと、消費者から痛くもない腹を探られても仕方がないだろう。

 

    UNOMINEWSは、予言しておきたい。「法的対応には内容証明や示談も含まれます。元従業員の今後のことも考慮して穏便に処理しました。再発防止策を検討し徹底します。」この程度の結論で、結局、本当に大事な “ 衛生管理 ” は、ウヤムヤにされるだろうと。

 

    UNOMINEWSでは、1月7日以来、スシローの衛生管理の問題を報じてきた。会社の代表者にコンプライアンス意識が欠如していると。

 

    業界トップスリーの、スシロー、くら寿司、はま寿司のホームページを見たが、2月7日現在、“ 衛生 ” という言葉はどこにも見当たらなかった。

“ 新鮮 ” 、“ うまい ”、 “ 安い ”ということばばかりが踊っていた。

“安心”という言葉もあったが、こんな事件が起こって、どこに “ 食の安心 ” があると言えるのだろうか⁉️

 

    これは、外食産業全体の傾向なのかと、「ガスト」などを展開している「すかいらーく グループ」のホームページをチェックした。そこには、しっかりと「厳しい衛生管理」「衛生面での品質を保証する」といった言葉があった。

 

同社では、さらに、料理の温度、食器の清潔度、従業員の服装の清潔度、トイレの清掃など衛生に直結する項目を含め、20項目以上の来店者アンケート調査を常時行なっている。

 

この違いは、どこから来るのか?

 

    街の寿司店は、マスクをせず、素手で寿司ネタを触るのが通例だから、安易に考えているのだろうか? だとしたら、見当違いも甚だしい。

    街の寿司屋さんは、経営者が店の存亡をかけて板場に立ち衛生管理を徹底しているし、食中毒が起こった時の怖さを真剣にとらえているから、衛生感覚の次元が違う。

 

    NHKも、公共放送の立場にあるまじく、会社側に立った報道で、くら寿司の信用を守る内容でしかないと指摘したい。(報道した他のマスコミも同じで、スポンサー擁護で一貫されている)

 

NHKに欠けているのは、“ 消費者がそれを食べたかもしれない ” という仮定に基づき、消費者サイドに立って、食品衛生管理について徹底的に検証する姿勢だろう。食中毒さえ起こらなければ、事件性がなければ、この程度までしか立ち入れないと、判断したのかもしれない。

 

それなら、NHKは、報道をすべきではなかった。

 

 

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