1月7日の記事に、寿司チェーン本部から回答。事実を認めて「直ちに清掃。今後とも清掃を強化する」
1月11日付の回答は、キチンとメールで寄せられた。
内容は「徹底に至らずに申し訳ございません。」と事実を認めた上で「ご指摘いただいた内容とお写真をただちに店舗責任者に申し伝え、該当箇所含めて店内の清掃を行いました。 今後ともお客様に快適にお食事していただけるよう日々の清掃を強化してまいります」というものだった。
最近の企業不祥事は、記者会見して役員が決まり文句のように「申し訳ございませんでした」と言って頭を下げる、そんな表面糊塗をしているから本当の“コンプライアンス”ができない。
指示書やマニュアルに書いてあるからとか、毎月チェックしているからとか、現場の作業員が指示を守らなかったとか言って正当化しているが、真“のコンプライアンス”
の徹底はもっと厳しいもので、毎日毎日が自分との闘いである。
人は急に手を抜くわけではない。少しづつ少しづつ「まあこれくらいは仕方がないわな」「労働者に無理させるわけにいかんからな」とか「あんまり言うと上司から目をつけられるからな」とか弱い自分に言い聞かせるような言い訳を創り出す。その積み重ねだから、自分との闘いだというのだ。しかも、そのような土壌は、“代表役員”もそが、腐葉土が積み重なるように作っていることに、自身は気づかない。
極論すれば、責任は、担当者には無い。
代表役員が全責任を負うべきだ。辞職は当然、被害額の弁償、社会への謝罪、そして法的責任を負うべきなのだ。上に報告があったかなかったかではない。報告がなくてもバレる仕組みをつくることを怠った責任は重い。
今回の事実を、寿司チェーンの担当者がトップに上げていれば立派なものだが・・・。
衛生管理は、コンプライアンスの代表的なものだ。今後の改善を見てゆきたい。