死亡事故も‼️子どもの道路遊び。学校、自治会、保護者、警察が連携して対策へ‼️
道路で遊ぶことが悲劇をまねいた記事があった。
「サッカーボールを取りに信号待ちトラックの下へ 小5がひかれ死亡」
2018年12月9日付朝日新聞デジタルの記事によれば、
千葉県佐倉市で’18年12月7日午後4時45分ごろ、同市井野の小学5年生の児童(11)が5・4トントラックにひかれ、搬送先の病院で死亡が確認された。
児童は道路脇の駐車場で友達とサッカーボールで遊んでいて、道路に転がったボールを取りに行き、車体の下に潜り込んだという。
トラックは引っ越し業者の女性(33)が運転し、作業を終えて引き揚げるところだったという。(以上)
この子が遊んでいたのは駐車場で、道路ではない。それでも事故は起きた。親の嘆きは想像にあまる!
防げなかったのか? 悲劇が起こらないよう大人たちは何をしたのか?
あなたの身近でも起こりうることを知ってほしい。
ちなみに、記者が取材した滋賀県大津市内の袋小路の道路では、下校後に集まって来た小学生の児童が6人が、サッカー、スクーター、縄跳びに興じていた。ときには、道路に座り込む、寝っ転がる、自転車も乗り回している。
安全に気を配る大人の姿はひとりも見当たらない。警察官のパトロールもない。自治会等が遊び場指定している様子もない。
遊び場が無いのか、近所を回ってみた。歩いて1~2分のところにスクーターも走らせることができ、サッカーも出来る公園(下の写真ー記者撮影)があった。誰も遊んでいなかった。
児童に「どうして公園があるのに道路で遊んでいるの?」と聞いてみた。「お母さんがいいと言ったから」「公園よりここが遊びやすいから」という。
さらに、 周辺3km圏内の一戸建て団地T、K、TUなども廻ったが、どこにも道路で遊ぶ小学生の姿は見えなかった。
ーそこで、警察に、以下の概要の取材を申し入れたー
死亡事故も起こっている「子どもの道路遊び」について、
① スクーター業者には、購入者への注意喚起や遊び場所、遊び方について指導させているか?
② 地域に公園等があれば、そこで遊ぶよう指導しているか?
③ 保護者や学校、自治会の方が、遊び場所を設定するか、さもなくば、監督者がつくような措置を講じておられるのか?
警察は、どの様な指導をされているのか?
ー警察の対応は、項目ごとに迅速かつ適切な対応だったー
①スクーター業者は、使用説明で道路で遊ばないよう明示している。
② 自治会長と話し、道路遊びの危険性を指摘したところ、町内の新聞で知らせ、集まりでも道路での球技やスケボーは危険だから、公園で遊ぶよう指導することになった。
③児童の小学校長とも話し、既に校長が道路遊びの現場を確認に出向いたようで、
「今後は自治会と学校と警察とが連携して対処します。随時パトロールもします。何かあったら110番する旨も、いっておきました。」
との回答であった。警察としては、これ以上は出来ないだろう。
ネットで見ると、全国的に問題になっているようで、様々な書き込みが数多くあった。参考になれば・・・。
ー大事なことは、子ども自身が気付き、それを受け継ぐことー
警察も公務多忙だ。時が経つと、危機感が薄れて元の木阿弥になるおそれもある。
まわりの大人が “児童自身の危機回避意識” を育むように躾けて行かなければ悲劇は無くならない。
大人たちが変われば子どもたちも変わる。子どもたちが変われば、年下の子どもたちにも受け継がれてゆく。そうして事故は起こらなくなる。
トラックの下に潜り込んだ子供が亡くなってから泣き叫んでも取り返しはつかない。
(以上)