unominews’s blog

鵜呑みにするのは危険なネットNEWS!“鵜呑み”にしても安心なUNOMINEWS‼️

中国 “習近平王朝” 崩壊も‼️ ウィグル族100万人の煉獄とアウシュビッツ

 3000年前の歴史に先例あり

NHK NEWSWEB  WEB特集 “100万人収容” ウイグルで何が起きているのか

2018年12月14日  国際部 篁 慶一記者

が報じた、この映像が “ 習近平王朝 ” 崩壊の ” 急所 “ を突く一撃になるかもしれない。

 

同記事によれば、「国際的な人権団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」は、新疆ウイグル自治区で今、テロ対策を名目に、不当に拘束されて当局の「収容所」に入れられるウイグル族が急増し、「信頼できる推計で収容された人は100万人に上る」」という。

   下の写真が、「収容所」の中で撮影された写真という。

f:id:unominews:20190207171826j:plain

皆、手錠で繋がれているように見える。

 

その裏付けとして、’18年「11月に、人権団体の招きで来日した新疆ウイグル自治区出身で、8ヶ月間収容されたオムル・ベカリさん(42)」が次のように証言したという。

去年(‘17年)3月、実家に里帰りすると5人の武装した警察官が現れ、『収容所』へ連行されました。拘束はおよそ8か月間続きましたが、カザフスタン政府の働きかけで解放された」収容所内では「1日およそ15時間、手足が縛られた状態で国家や中国共産党をたたえる歌を歌わされたりウイグル族への政策のすばらしさを教え込まれたりしました。『中国共産党のおかげで、今の自分がある』と思い込ませ、『共産主義を愛するロボット』にさせようとするのです。」という。

さらに、オムルさんは「『テロ行為を計画した』という容疑をかけられ、取り調べで虐待を受けたことや、虐待によって命を落とした人もいた」「夏は厳しい暑さの中で立たされる。冬ははだしで氷の上に立たされ、冷たい水をかけられる。イスに縛られ、後ろから棒で殴られました。2人が私の目の前で死にました。まるで死を待っているような生活でした。」と、収容所内での恐怖体験を語ったという。

 

2 中国は「温故知新」の国 、新旧王朝崩壊の歴史に敏感

 

    収容所での事実を国際社会から如何に批判されても、「テロ対策」といい「内政干渉」と開き直るのが、中国という共産国家だ。

    しかし、古来、中国では学問とは四書五経に書かれた歴史上の事実を暗記することであった。

   その、文化的背景から、3000年前の歴史を知る知識層や国民は多いと思われる。 『史記』『竹書紀年』『呂氏春秋』といった漢籍に遺された “ 王朝 ” 崩壊の歴史が

習近平王朝 ” 崩壊の予兆を教えているのを、中国共産党人民解放軍だけでなく、知識層も人民も、民族の潜在意識に重く、瞑く感じているはずである。

 

3 中国最古で3500年前に甲骨文字を発明した ” 殷王朝 “ に、その先例がある。

 

    “ 殷王朝 ” は、第三十代 紂王(ちゅうおう)が行なった、“ 炮烙の刑 ”(ほうらくのけい)という残酷な刑と “ 酒池肉林 ”(しゅちにくりん)と表現される度を過ぎた享楽によって、民衆の信を失い、滅亡した。それが大方の歴史家の見方だ。

    後世に、「夏桀殷紂」(夏王朝を滅亡させた桀王、殷王朝を滅亡させた紂王)と呼ばれ、暴君の代名詞となった。

    “ 殷王朝 ” にも、“ 羑里(ゆうり)”という土地に「奴隷収容所」があり、次の“ 周王朝 ” の祖となる周公もそこに収容され、長子を煮殺されたスープ(羹=あつもの)を飲まされたという。 

 

    また、紂王の側には “ 妲己 ” という絶世の美女がいたこともよく知られている。(美女といえば、“習近平王朝”に忠誠を尽くすファーウェイの️孟晩舟副会長も美女だ。孟女史を救うために習近平氏はなり振り構わず必死になっている)

 

    一方で、殷の紂王は傑出した英君でもあった。貝を使った “ 貨幣経済 ” を始めたのも紂王だった。前帝まで続いていた、人間を大量に焼き殺す”生け贄“を改めたのも紂王だといわれる。東方の“人方”という大部族を平定し、殷王朝はこの時最盛期を迎えたともいわれる。

 

   最盛期にこそ落とし穴があるということも歴史は教えている。思い通りに事が運ぶと、王の権力が強くなり過ぎ、だれも逆らえなくなる。周りは、”イエスマン“ばかりになる。

 

    その結果、事実上、残酷な“ 炮烙の刑 ”と “ 酒池肉林 ” によって、550年にわたった ” 殷王朝 “ は諸邦(従う部族)とその民の信を失って、滅亡したといわれる。

 

4 現代中国でも、英明なる “ 習近平王朝 ” は最盛期

 

   “ 一帯一路 ” 構想は、100を超える国と地域から支持され、「アジアインフラ投資銀行」から開発途上国へのインフラ融資を通じて、中国は人民元を世界の基軸通貨化し、中国を中心とした世界経済圏を確立しようと図っている。

 

  中国に進出したい先進国企業からは、技術情報を ” 貢ぎ物 “ として提供させ、さらに、ファーウェイ等を通じて、世界の情報を一手におさめようと目論んだ。

  「先進国から盗んだ」最先端技術を発展させ、Apple社を上回る性能の携帯端末をはるかに安く販売して世界中を席巻し、次世代携帯端末の5G技術においても、圧倒的優位に立っているとみられている。

 

    また、中国は、’18年3月26日に上海先物取引所での原油先物取引を開始。国内に石油の取引所を設けることによって、アメリカ、イギリスや中東を通さなくても石油の取引が出来るようにした。これも、“人民元” をドルとならぶ基軸通貨にして中華経済圏を確立しようとするためと言われている。

 

   さらに、南シナ海では、スービ礁はじめ6ヵ所の人工島基地を完成しており、スカボロー礁の人口島の基地化も完成間近だ。これによって、中国は南シナ海における海洋覇権を確立し、アメリカも戦争覚悟でないと介入できない。

 

   まさに、中華帝国による世界支配は目前という、英明なる “ 習近平王朝 ” の最盛期というのが、内外の一致した見方だろう。

 

5 しかし、そこに落とし穴がある

 

     一つは、先に述べた、ウィグル族100万人以上を「収容所」強制収容し、虐待し、殺害すらしているという事実が世界中を駆け巡り、中国に協力的だった国々、特に、先進諸国とその国民の信を失いつつあることだ。 

 

   例えば、投資家のジョージ・ソロス氏は、世界的な著名人だ。

 

   2019.1.31 福島 香織氏記事  出典:JBPRESSによれば「スイスで開催されていたダボス会議で、投資家ジョージ・ソロスが言うには(中略)『習近平の指導下で、中国は顔認識技術を含む世界最先端のシステムを確立し、国民の識別にこれを利用し、政権に多大な脅威を与えると思われる個人をはじき出し、一党独裁国家の中国において、至高無上の統治権威を打ち建てるというのが習近平の野望だ。中国は先進的な監視監督科学技術を用いることで、習近平は開放社会の最も危険な敵となった』」

 

   と、「開放社会の敵」と言い切った。

 

   さらに、同氏は「中国は中国民衆をコンピューターによって評価し、彼らが国家の脅威となるかどうかによって“処理”している。このシステムがいったん開始されれば、習近平は完全に中国国民をコントロールできるだろう

 

   と、“習近平王朝”が、先端技術によって「中国国民を完全にコントロール」する危険性を良識ある国際社会に知らしめ、世界各国の信は離れつつある。

 

 

6  “ 殷王朝 ” 末期と酷似

 

     福島 香織氏記事 の「新疆地域ではウイグル人に対して21世紀最悪とも言える民族弾圧、民族浄化、人権弾圧を行っている。

という表現は、20世紀最悪のナチスドイツが行なったユダヤ人に対する弾圧を想起させる、極めて端的な表現である。

    ウィグル族だけでなくチベット族の弾圧も長年にわたり、生爪をはがしたり、逆さ吊りにして鞭打つなど珍しくもない。凄惨な拷問と弾圧で、これまでに120万人が殺害されたといわれている。

    “炮烙の刑” で歴史に悪名を残した紂王の再来をも思わせるような凄惨さだ。

 

7 古来、中国では、王朝が変わる大義を “ 天意 ” “ 天命 ” に求めた

 

    それは、いつの時代も、民衆の信が得られるかどうかということと同義であった。現代政治学でいう “ 正統性の承認 ” である。

 

    そして、“天意”が失われるのは、苛烈な税や苦役、残酷な刑によって民衆を弾圧したとき、民衆の生活が困窮した時、その王朝は徳を失い、崩壊した。

    ウィグル族だけではない。チベット人も、女性は漢人に犯され漢人の子供を産まされている。

    そうした中で、中国経済は米中貿易戦争によって、その経済成長が急速に鈍化している。今後、民衆の生活が困窮した時・・・、万里の長堤も崩壊する。

   「ウィグル族の100万人収容所」が、蟻の一穴となり “ 終わりが始まる ” 可能性は大いにあると言わざるを得ない。

 

 8 「百姓あえて誹怨(ひえん)せず」

 

    しかも、怖るべきは、殷王朝が滅びる直前「百姓あえて誹怨(ひえん)せず」(民衆は誹りも怨みもしなくなってしまった)といい、それこそが、乱れが極まった状態(刑勝)だと「呂氏春秋」という歴史書に語り継がれているそうだ。

 

   現今の中国人民もまた、然り。静かにみえる。

    

   これが歴史の教える“習近平王朝”崩壊の予兆である。