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世界遺産『ノートルダム大聖堂』炎上‼️尖塔炎に倒壊‼️世界に発信された、心打つ祈りの姿🙏

    フランス時間の4月15日夜、日本時間の16日未明の『ノートルダム大聖堂』炎上のニュースは世界中を駆け巡り、鎮火した現在も、大火災の原因究明が行われている。

 

⑴ 深い悲しみに包まれるフランス

 

    現場周辺で、深い悲しみの中、静かに、ひたすら祈りを捧げる若い女性の姿が一際目を引いた。

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ツイッターのNIKKEIニュース映像の中のAP提供写真を引用



    情報を総合すると、今のところ人は亡くなっていないようだが、『ノートルダム大聖堂』は、850年前の1163年に着工したゴシック建築(尖塔型アーチとそれを支える構造及びそれによって可能になった大きなステンドグラス装飾美を特徴とする様式)を代表する建物。

 

    1991年に周辺の歴史的な建築物などとともにユネスコ世界文化遺産』に登録されたフランス人のカトリック信仰の中心である。

 

    人口の約70%がカトリックというフランス。日本人にとっては『伊勢神宮』が炎に包まれたようなものだ。フランス人の信仰の深さが伝わってこよう。

 

    約90メートルの尖塔崩壊の映像は、アメリカ ニューヨークの「⒐11テロ事件」で崩落するワールド・トレード・センタービルの映像に匹敵するショックを全世界に広げたといえよう。

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ノートルダム大聖堂』の尖塔が火災で倒壊する瞬間の写真をNIKKEIニュース映像から画面引用

⑵ 観光客の多さからの危機管理の甘さ原因か⁉️

 

    映像の中で、消防隊がホースを引っ張って消火をしようとしている姿が映し出された。こちらも信じられない光景だった。

 

    国の宝である建造物だ。『世界遺産』にも登録された。火災には万全を期してあるはずだろう。

 

    京都東寺の国宝『五重塔』のすぐ側には、放水銃が設置されており、ホースを引いて行かなくても高圧放水銃の水が五重塔全体を水膜で包み消火できるようになっている。

 

    また、東寺職員の説明によれば「五重塔は高層建造物であるため、境内に地下式貯水槽と高圧用・低圧用の大型消火用エンジン・ポンプが2台設置されています。そこから配水管を境内一円に埋設し、文化財建造物の近辺には放水銃を配備して、火事が発生した際には自衛消防団が消防局到着前の初期消火を行います。また、東寺では自衛消防団京都市消防局、地元住民の協力により、定期的に消火訓練も行っています。」という。出典:立命館大学ホームページ2017.03.02 「東寺見学ー文化財の防災対策・・・」

 

    改修工事の何かが火災の原因のようだが、『世界遺産』になったこともあってか年間およそ1200万人という膨大な観光客の対応に追われて、危機管理が甘くなっていたとしたら、真剣に祈るフランス国民に申し訳ないではないか⁉️

 

⑶ カトリックの権威崩壊の予兆か⁉️

 

    「ノートルダム大聖堂』といえば、1831年に出版されたヴィクトル・ユーゴーの小説『ノートルダム・ド・パリ』(Notre-Dame de Paris)、邦題『ノートルダムの鐘つき男』で知られている。」(適切でない表現は改めた)

 

    「舞台は荒んだ15世紀(1482年)のパリ。教会の持つ権威が、弾圧と排除を生み出す時代の物語だ。『ノートルダム大聖堂』の前に、一人の醜い赤ん坊が捨てられていた。彼は大聖堂の聖職者に拾われ、成長して、ノートルダムの鐘つき男となる。

    パリにやって来た美しいジプシーの踊り子に、心を奪われた聖職者は、彼女が恋をした衛兵を刺し、衛兵殺害未遂の濡れ衣を着せられた彼女は、魔女裁判の元に死刑が言い渡される。

    鐘つき男は自分をかばってくれた彼女を救い『ノートルダム大聖堂」にかくまう。聖職者はパリの暴動の矛先をノートルダム大聖堂に向けさせ、混乱の中、助命と引き換えに愛人になるよう迫るが、彼女に拒まれた聖職者は、彼女を衛兵に引き渡し、彼女は処刑される。

  

    大聖堂の塔の上からそれを見届ける聖職者を、鐘つき男は塔から突き落として殺す。

    数年後、処刑場を掘り起こすと、白い服装をしていた彼女と思われる白骨に、異様な骨格の男の白骨が寄り添っており、それらを引き離そうとすると、砕けて粉になってしまった。」出典:ウィキペディアノートルダム・ド・パリ

 

   ビクトル・ユーゴーが描こうとしたキリスト教会の権威の象徴が、この『ノートルダム大聖堂』なのである。

 

    そして、その「聖職にある者」が、愛欲にかられて人を刺し、「美しいジプシーの踊り子」に罪をかぶせて死に追いやった挙句、虐げられた「鐘つき男」によって突き落とされた尖塔こそが、焼け落ちた「尖塔」なのだろう❓

 

    フランスは「カトリックの長姉」といわれるほどカトリック信者が多く、その信仰も深いという。『ノートルダム大聖堂』は、まさに、その象徴といえる聖なる教会だ。だからこそ国民は打ち拉がれ、祈ったのではないか。

 

    テロによって倒壊したアメリカのトレードセンタービルは、アメリカ経済の象徴。世界を動かす超大国アメリカの誇りでもあった。

 

    キリスト教界の象徴である『ノートルダム大聖堂』の大火災が、トランプ米大統領イスラエル大使館のエルサレム移転決定、「ゴラン高原イスラエルに主権」発言とリンクしてユダヤ教イスラム教、キリスト教のバランスに微妙な影を投げかけはしまいか⁉️ 世界情勢の不穏を予兆させる事件であるだけに、今後の中東情勢が注目される。

 

以上