女王陛下の憂鬱⁉️ イギリス議会 EU離脱協定案を否決‼️
NHKによれば、「イギリス議会は、12日、EU=ヨーロッパ連合からの離脱の条件について定めた協定案を賛成242、反対391で否決」した。出典:NHKNEWS WEB 2019年3月13日 4時29分
「ポンド急上昇-メイ首相が離脱案でEUから修正獲得、議会は採決へ」とBloomberが報じたのを受けて、3月12日の「UNOMINEWS」で
“イギリス🇬🇧とユーロ圏🇪🇺が窮地を脱する見込みだ” と書いたが、イギリス議会のしたたかさは見通しを上回った格好だ。
離脱期限は、今月29日だ。時間はない。
女王陛下もさぞや御案じのことだろう。
英ポンドは、これを受けて昨夜11~12時にかけ、147.75円/ポンドから144.5円/ポンドまで。約2.2%急落し、現在は145.5円/ポンド前後で推移している。
🇬🇧ロンドン株式市場は、終了直前では0.29%と小高く終わっている。議会の否決は読めなかったようだ。
ヨーロッパ各国の株式市場も同様に、EUROダウ🇪🇺、仏🇫🇷、独🇩🇪ともに小幅な値動きだった。
残された道は、合意なき離脱か? そうなれば、英経済が被るダメージは大きい。
再度の国民投票でEU残留に方向転換するか? それで“大英帝国” のプライドは保てるのか?
ヨーロッパの民主主義は柔軟だし、英国は産業革命から大発展を遂げ、七つの海を制したイギリス海軍が、第二次大戦ではナチスドイツ潜水艦に次々と撃沈されても、V2ロケットで英本土を空爆されても地下鉄の中で耐え忍び、仏ノルマンディー上陸作戦で逆転勝利したしたたかな国だ。
これから起こる英国民の歴史的な選択に注目したい。