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超新星の光が世界最古の長編小説「源氏物語」を超える文学を生むやも⁉️オリオン座の赤い星 過去100年で最も暗く‼️超新星爆発の前兆か⁉️ #超新星爆発 #ベテルギウス #源氏物語 #藤原道長#イラン

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1月30日午後8時10分のオリオン座と冬の大三角(「天文学 3D+」から写真引用、詳細文中)

 散歩に出てふと空を見上げると、オリオン座が東の空に昇っていた。アレッ⁉️と妙な違和感を覚えた。オリオン座が歪んで見えたような変な気分だった。

 

 あいかわらず、冬の大三角(オリオン座のベテルギウスおおいぬ座シリウスこいぬ座プロキオン)はすぐに分かったが・・・。

 

 散歩から帰ると、NHKのニュースウェブで、異変を伝えていた。「国立天文台によると過去50年(後掲米誌では100年)で最も暗くなっている」という。元々変光星だから明るさが変わって当然ではあるが、いままでの0.5等星の明るさが、去年の秋ごろから急速に明るさが低下し1.6等星まで暗くなっているという。

 

 去年くらいから天文ファンの間では、ベテルギウスはいつ超新星爆発(スーパーノバ)を起こしてもおかしくない状態にあるといわれていた。

 

 もし起これば、満月の明るさが数日続くともわれていた。

 

京都大学附属天文台が共催している「京都千年天文学街道」というサイトによれば、

小倉百人一首の選者で平安末期から鎌倉初期の歌人で,『新古今和歌集』の選者も務めた藤原定家(ふじわらのていか)は,『明月記』という日記風のエッセイを著している。その中に、多数の天文現象が載っていて、超新星の出現記録もある」という。

 

望遠鏡のない時代の超新星の記録は世界で7件しかなく、そのうち3件も記載がある本は『明月記』だけ」だそうだ。

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京都大学附属天文台が共催している「京都千年天文学街道」サイトから引用(前後の文とも)

ひとつめの超新星の記録は、寛弘三年四月二日(100651日)の深夜、南の低い空に出現した大客星(超新星)です。半月くらい明るく輝いたそうで、太陽と月を除けば人類観測史上最も明るい天体」という。時代は平安文化最盛期。藤原道長が「この世をばわが世とぞ思ふ望月(もちづき)の欠けたることもなしと思えば」と栄耀栄華をほこるも意のままにならなかった、といわれる紫式部は、「源氏物語」を超新星の光を浴びて完成させたことになる。

 

 中国は宋の時代。ヨーロッパはヴァイキング襲来の最中で、その王クヌートが超新星爆発10年後にイングランドを征服するといった時代だ。

 

 中東のイランでは、詩人フィルドウシーがイラン最大の民族叙事詩「シャー・ナーメ(王書)」を源氏物語とほぼ同時期(1010年)に完成させている。

 

 二つ目の「明月記1054年の客星出現記録は、世界で初めて歴史(古記録)に記録された超新星として認められ」たそうだが、これは、中日新聞によれば「20世紀に入ると、かに星雲が膨らんでいることに気付いた各国の天文学者は、星雲の大きさから逆算して、1000年ほど前にこの辺りで突然、星が見えたという記録はないかと世界各地の文献を探し、明月記に行き着きました。」(出典:中日新聞Chunichi  Web 20190707)という各国連携の結果だという。

 

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地平線の上にかかるオリオン座の横を流れ落ちる流星。オリオン座は最も有名な星座の一つで、画面左端の赤い星がベテルギウスだ。(PHOTOGRAPH BY BABAK TAFURESHI,NAT GEO IMAGE COLLECTION)引用元は下記事と同じ

 米誌によると「もし最近オリオン座を見て違和感を覚えたとしたら、その感覚は正しい。狩人オリオンの右肩の位置にある赤色巨星ベテルギウスが、100年ぶりの暗さになっているのだ。

 通常、ベテルギウスの明るさは、夜空の恒星の中で上位10位に入っている。ところが、米ビラノバ大学の天文学教授のエドワード・ガイナン氏がオンライン学術誌「アストロノマーズ・テレグラム」で先月報告したところによると、ベテルギウス201910月から暗くなってきて、12月中旬には上位20位にも入らなくなってしまったという。『今ではベテルギウスは非常に暗くなっていて、オリオン座の形が明らかに違って見えます』とガイナン氏は話す」

 

「夜空で非常に目立つ星がこんなふうに暗くなるのは異例で、科学者たちは、ワクワクするようなことが起きるのではないかと期待している。それは、超新星爆発だ。もし超新星爆発が起きたら、ベテルギウス一時的に満月よりも明るくなり、やがて暗くなって、夜空から永遠に姿を消してしまう」(出典:National Geographic 2020.01.06

 

 もし、観ることができたら、現人類に世界最古の長編小説「源氏物語」やイラン最大の民族叙事詩「シャー・ナーメ(王書)」のような、千年残る偉大な文化が生まれるかもしれない。

 

以上