「息子にラグビーはさせない」といった森元総理(82)の見果てぬ夢は叶うのか⁉️日本🇯🇵大金星、世界ランク2位の🇮🇪アイルランドを19ー12で下す‼️
🔷 ラグビーW杯日本開催にかけた森喜朗元総理の秘められた想いとは⁉️
壮年のころ、森喜朗元総理は、「私もラグビーをやっててね。(じゃあ、息子さんにもラグビーをさせるんですか?)いや、させない!私はラグビーで身体を壊したからね。」と語っていた。
高校時代からラグビーに打ち込み、スポーツ推薦によって早稲田大学商学部に入学した。しかし、大学時代の過酷な練習もあって、体調を崩し、入学から4ヶ月で退部を余儀なくされたという。第1の挫折だ。
スポーツ推薦で、入学後4ヶ月で退部せざるを得なくなれば大学にも居づらくなる。しかし、監督からの叱責もあり、かの有名な早稲田大学雄弁会へ入会する。これが今日の、政治家森喜朗最大の人脈となり、政治力の源泉となったのだから、人生何が幸いするか分からない。当時の西岡武夫をはじめ後の竹下登、三塚博、海部俊樹、藤波孝生ら各派閥の実力者は、みな早稲田大学雄弁会出身だった。
その後、産経新聞社社長水野成夫氏の縁で同社に入社するも、配属されたのは日刊工業新聞社であった。政治記者を夢見る森氏にとって、これが、第2の挫折となったという。
こうした挫折が、じつは、今日の総理大臣にも登りつめ、“豪腕政治家 森喜朗 ” を生んだともいえるのだが、森氏の心中深くには、青春を賭けながら挫折したラグビーへの純粋な想いが、燻りつづけていたようだ。
「息子にはラグビーはさせない」といいながら、その息子が親に心配をかけつづけた挙句、先立ってしまった。一人の親としての悲しさ、虚しさは、察するにあまりある。
青春時代の叶わなかった初恋が後を引くのと同じように、ラグビーに対する純粋な未練は、森氏の中で、60年余にわたって燃え続けていたのではなかろうか?
だからこそ、名選手、名監督にはなれなかったが、“ 名プロデューサー ” としてラグビーW杯日本開催を実現することによって、恩返しをし、日本ラグビー史上に、その名を刻み、『青春の想い』の些かを叶えたとみるのは、考え過ぎだろうか⁉️
🔷ともに“環太平洋文化圏”にあることを連想させる「カパ・オ・パンゴ」❗️ 「UNOMIの👀」
その上に、9月21日、ニュージーランドの「オール・ブラックス」が披露した「カパ・オ・パンゴ」。これを6万3649人の観客と数千万人の日本人が、見れただけでもW杯日本開催の意義はあったと思えるほど、様々なニュースで報じられていた。
「この“カパ・オ・パンゴ”は、戦士たちにとって、NZ国民にとって、特別な意味を持つ大事な試合でしか披露されない特別なハカ」出典:「Twitter」@gx_nagare
というから、一般の日本人が目にするのはなかなか無いことだ。
「このダンスはラグビーで有名ですが、本来はマオリ族の戦士が戦いの前に踊るもの」”出典ラグビーの試合前に踊る戦いのダンス「HAKA」のムービー- GIGAZINE
「だから、オールブラックスがハカのパフォーマンスをする時には、マオリ族の血を引く選手がリーダーを務めることになっています」出典ラグビーW杯、マオリのラグビー戦士たちに会う| New Zealand 100%Pure You | スポーツナビ+
「ハカ」の写真をよく見ていただきたい。
大きく舌を出すのは、入れ墨と同じく“呪術”的なものを感じさせる。また、マオリ族出身のリーダーが、相撲の土俵入りのように、両手を広げる姿は、古代から、日本がサモア、やメキシコ、ペルーなどと同じく“環太平洋文明”の一員であったという学説を連想しないだろうか⁉️
人類の歴史、国を超えた紐帯があることに改めて気づかされる。野球でも、サッカーでも感じられない、互いの勇敢さに敬意を表し合うような “何か ” がラグビーにはあるように思えてならない❗️
🔷アイルランドに勝って世界ランクは8位に上昇❗️
日本代表チームは
9月20日の初戦を順当に勝った。
🇯🇵日本(世界ランク10位)30ー10ロシア(世界ランク20位)🇷🇺
9月28日には、優勝候補を破る大金星をあげ、世界中に衝撃が走った。
🇯🇵日本(世界ランク9位)19ー12アイルランド(世界ランク2位)🇮🇪
前回、W杯の対南アフリカ戦勝利とは次元の異なる評価を受けている。(下掲)
「BBCスポーツ北アイルランドのマイケル・モロウ記者は『アイルランドが規律に欠けていたわけでも、アイルランドがあがって緊張していたからでもなく、日本代表による正真正銘のとてつもないプレーの結果だ』とたたえた」出典:NHHニュース247 2019年9月30日
10月 5日 🇼🇸サモア戦(世界ランク15位)と
10月13日 🏴スコットランド戦(世界ランク9位)に
予選リーグ勝ち上がりと初のベスト8進出がかかる。
🔷「あら楽し思ひははるる身は捨つる浮世の月にかかる雲なし」
森喜朗氏の、ラグビーにかけた“青春の蹉跌”は、これまでの日本代表チームの戦果だけでも、思い残すことなく晴れるのではないだろうか⁉️
「あら楽し思ひははるる身は捨つる浮世の月にかかる雲なし」
なる辞世の句を遺しているという。(違う句という説もある)
全国各地での滞在、試合を通じて、地方と世界の出場国との間にラグビーを介して強い絆が生まれたと報じられている。ラグビーの、厳格なルールに基づくフェアプレー精神も広められた。
そして、岩手県釜石市での開催を通じて、東日本大震災からの “ こころの復興 ” にも大きな足跡を残せたと、地元でもおおいに喜ばれている。
10/5🇼🇸サモアに4トライ以上で勝ち、10/13🏴スコットランドに引き分けか勝ち点2を得られる負けなら決勝トーナメントに進めるという。
日本の悲願がかなって、史上初のベスト8になろうものなら・・・⁉️
森喜朗氏にとっては、結果のいかんを問わずとも良いのではないか。
あとはオマケで、『2020東京五輪』に全力を注ぎ、天皇陛下にいささかの傷もつけることなく、成功に導かれんことを、森喜朗氏に乞い願うばかりだ。
若しはないが、森氏に挫折が無く、ラグビーの名選手になり得て、亡き令息にラグビーをさせてやれていれば、どうだったのだろうか❓少なくとも総理大臣にはなっていない。
そして「浮世の月にかかる雲」は、ありやなしや・・・
以上