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世界の頂点に立った両雄(雌?)ならでは、メチャクチャ分かり易い「how-toこころ」対談‼️こういうのを教科書に載せて欲しい‼️#渋野日向子,#上野由岐子,#全英,#ソフトボール,#ストレス,

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全英女子オープンで優勝しギャラリーに向かって優勝トロフィーを掲げる渋野選手(出典:日本経済新聞 電子版 8月5日)


    メジャー最終戦となる「AIG全英女子オープンゴルフ」を、去る8月5日に制し、樋口久子以来42年ぶりにメジャー制覇したとして一躍ときの人になった澁野日向子(20)が、「一番の夢」「会いたい人」だった、2008年北京五輪金メダルのソフトボールの“絶対エース”上野由岐子(37)と初体面した内容を、動画で「YouTuber」が紹介していた。出典:「YouTube」「詩璃空ユウ」,テレビ朝日報道ステーション」2019/9/9

 

🔷“心の重圧”=モチベーションが下がる原因は“心が渇く”こと

 

   全英女子オープンのラウンドを映像で見ていると、常識では考えられない渋野選手の動きが気になって仕方がなかった。

 

    一つは、全てのアドレスからショット、パターまでの時間の早さ❗️

 

   もう一つは、次のコースへ移動するときに、ギャラリー(観客)の人たちとのハイタッチ❗️

 

   メジャー制覇を目前にして、いくら“若さ”といっても、“怖さを知らない”といっても、緊張して失敗しないよう慎重になるし、余計な気をつかうファンとの接触は避けたくなるから、そんなことをするゴルフ選手を見たことがなかった。

 

    この対談を見て、謎が解けた。

 

    答えは、彼女のソフトボール選手時代の経験だった。

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渋野日向子選手は小学校時代ソフトボールのピッチャーをしていた(引用同上)

 

    ①の答えは、ソフトのピッチャーの投球のリズムにある。男のする野球と比べればはっきりわかる。打者に向かったら、投げるまでの時間が圧倒的に短い。グダグダ考えてないのだ。そのリズムは、渋野日向子のスタンスからボールを打つまでの早さと共通するものがあった。

 

    ②の答えも、小学校の時からやっていたソフトボール団体競技で、「嬉しいことは分かち合いたいから」のハイタッチ、だから、観客がストレスではなく歓びを分かち合う“チームメイト”になっていたことにあった。

 

    対談の内容をほぼそのまま録画起こしした。

 

    世界の頂点に立った者だからこそ通じ合え分かり合える「how-toこころ」が、実に分かりやすくありのままに語り合われていることに驚いた。このように率直に人生のとても大事なことをわかりやすく語り合った対談を見たのは初めてのことだ。

 

    是非、読者の皆さんにご一読いただき、渋野日向子という人物が、「これからどういう思いでゴルフをしていけばいいか、というのを、全部教えてもらったなと思って、この撮ったやつ全部ください。ほんとうに、あと毎日聞こうと思う。この話。

    アナウンサー:ご飯食べれる?

そうそう、ご飯食べれる。何杯でも食べられる。この話だけ。おかずいらん

 

    とまで言い切り、

 

    上野由岐子という人物も、自身、4月に打球を顎に受け骨折という大怪我からの復帰第一線の日だった。大先輩アスリートが、“極意”を伝授した対談内容を是非味わっていただきたい。

 

    禅の「公案」(師が弟子を導くための、古来から伝わるテキスト「無門関」などを参照されたい)よりも、分かりやすく“とらわれない心”への解答を指し示しているのかも知れない。

 

🔷渋野日向子:上野由岐子対談(「YouTube」「詩璃空ユウ」2019/9/9からの録画起こし)

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「心の乾き」が不満を呼ぶ・・・極意を淡々と語る上野由岐子選手(テレビ朝日報道ステーション」2019/9/9から画面写真引用)


(対談前)

渋野:全英の18番のバーディーパットより緊張する。手汗がヤバイ。

 

(ここから対談開始、挨拶省略)

 

ナレーション:全英を制し、一躍時代のヒロインになった渋野。憧れの人を前にどうしても聞きたいことがありました。

 

渋野:北京オリンピック後、ソフトボールがオリンピック競技ではなくなったと聞いた時は、何をモチベーションにして頑張っているのかな、とは考えていたんですけど・・・

 

上野:もう一回オリンピック選手として、(それを)目標に頑張ろうって、正直思っていなかった。そういう思いでソフトボールを続けていなかった。自分も、当時はまだ20代だったし、まぁ、今思えば、ガキだったから、考え方が甘っちょろかったなと思う。葛藤は大きかったかな。モチベーションは・・・

 

渋野:北京オリンピックから約10年間ってすごく長いなと思って、私も、その、優勝して1ヶ月ちょっと経ちましたけど、やっと1ヶ月経ったって感じで、これを何年も続けていくんだと考えたら、ちょっと苦しいな、と。正直思っていたんですけど・・・

 

ナレーション:渋野が質問したのは、競技会のモチベーション。実は、今、全英(オープンゴルフ選手権)を優勝したからこその、“心の重圧”に悩まされていました。

 

渋野:「スマイル・シンデレラ」って言われたんですけど、そうやって言われてる中でも、結構、ふつうに顔には出してたんですね。怒ったりとか。普通に顔には出してるんですけど、それ以上に笑顔のことをすごく言われる。

 

上野:笑顔がトレードマークじゃないですか。

 

渋野:心がけてはいるんですけど、自分の中でも分かっているんですけど、全英女子オープン勝ってからの方が、笑顔はちょっと減ってるのかなとも・・・

 

上野:モチベーションが下がる原因は “ 心が渇く ” こと。心が乾いちゃうっていうか、ちょっとした“心の渇き”がストレスになったり、不満を呼んじゃうから、いかに自分が心を満足させて一日を終わらせられるかどうかを考えていくと、意外と長続きする。

 

渋野:そうですね。もうちょっとポジティブに考えられるようになりたい。

 

上野:でもプレーを見てるとポジティブにしか見えないけどね。

 

渋野:私、全英の時に、バーディーとかを取って、ギャラリーさんが手を出してくれたんでハイタッチしてたんですけど、なかなかゴルフでギャラリーさんとハイタッチする場面ないんです。

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ギャラリーをストレス要因から「歓びをわかちあう」存在に転ずるハイタッチ❗️(引用同上)

 

上野:確かに見ないですね。ゴルフの人達って、ショット打つ時とか、「お静かに」とか(看板が)立つじゃないですか。

 

ナレーション:全英を虜にしたギャラリーとの笑顔のハイタッチ。じつは、そこにも渋野のソフトボール愛が

 

渋野:ソフトボールって団体競技なので、みんなヒット打ったりベンチ戻ってきたりすると、ハイタッチする。私も、そういうのも小学校の時にやってきてたんで、嬉しいことは分かち合いたい。そういう「団体競技」が羨ましいと思う瞬間がすごいあって・・・

 

上野:邪険に思う立場にもなり得る、お客さん達と一体感を得て、プラスに取り入れられるって、凄いいいな、と思って、逆に、自分もそういう風に“お客さん”たちのことをとらえられたらいいな。逆にアドバイスをもらった感じでした。

 

渋野:一生のお願いなんですけど、ちょっとだけ、キャッチボールをしてみたいな。

 

上野:もちろんです。

 

渋野:もう死んでもいいです。

ソフトボールのピッチャーの投げ方で、キャッチボールがはじまる)

 

上野:そんな感じなんですね。なるほど。

 

上野:一応、テイクバックの時に少しヒジを曲げてやると、もっと柔らかく投げられる。

 

渋野:こういう感じですか?

 

上野:そんな感じで、そんな感じで。

 

渋野:練習しよう。ゴルフより練習しようと。

 

渋野:いま世界ランキングの順位的に、(東京五輪に)出れるような順位になったので、もう絶対出て、ソフトボールの日本代表の皆さんと開会式に出たいなと、写真撮りたいなって夢があるんで。

 

上野:すごい高いモチベーションのところ申し訳ないのですが、たぶん、私達は開会式の前に試合が始まっていて、開会式には出れないっていう。

 

渋野:あっ、そうですよね。ハハハ。

 

渋野:ありがとうございました。

 

対談終了

 

渋野:これからどういう思いでゴルフをしていけばいいか、というのを、全部教えてもらったなと思って、この撮ったやつ全部ください。ほんとうに、あと毎日聞こうと思う。この話、

 

ナレーション:ご飯食べれる?

 

渋野:そうそう、ご飯食べれる。何杯でも食べられる。この話だけ。おかずいらん。

 

ナレーション:翌日、上野は、怪我から復帰後初めての先発。

 

    ノーヒットのまま最終回を迎えます。2アウトを三振で奪い、ノーヒットノーランまであと一人。

 

    なんと上野は、渋野の目の前でノーヒットノーランを達成しました。

 

渋野:拝みたい。お〜。神様。

 

ナレーション:試合後、完全復活を遂げた上野から

 

上野:きっかけになったとか言うか、渋野さんも常に笑顔じゃないんです、と話もしていたし、そういうのを聞いて「笑顔」というキーワードと言うか、逆に、自分はもらえて、そういった意味では出会えて自分にとってもプラスになったと思います。

                                                                                                                録画起こし以上

 

以上