unominews’s blog

鵜呑みにするのは危険なネットNEWS!“鵜呑み”にしても安心なUNOMINEWS‼️

香港市民を支持する世界の動きを紹介❗️動かぬマスコミ、立憲民主党、日本共産党etc❗️日本人であることが恥ずかしくならないか⁉️

🔷かつて「青年は荒野を目指した」❗️日本人は“自分さえよければいい”のだろうか⁉️

 

    自らの「自由」「独立」を守るために、500万香港市民は、最大103万人(NTDTV JAPANによる)のデモを、4ヶ月も繰り返しているという。

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8月18日のデモの様子、さながら香港市民の奔流だ‼️(NTDTV JAPANの画面映像写真引用)


    飽きっぽい日本人には考えられない根気強さだろう。

 

    マスコミの報道もそんな視聴者の、“自分さえよければ”的な傾向に迎合してか、スポンサーの顧客である中国寄り意向に「忖度」してか、中途半端な報道しかしていない。TV局配信のウェブニュースでは、ほとんど流れこない。

 

    「憲法改正」反対を繰り返して当選させてもらっている立憲民主党日本共産党etcの野党およびその支持者が、100万人デモをしたという話はついぞ聞かない。

 

    香港市民には「個人情報保護法」などあるはずも無く、個人情報は顔認証システムによって丸裸だ。だから「逮捕者は既に900人を超えた」という。

 

    いま「自由」までも「送中法」(軽微な犯罪容疑で、香港市民は言うに及ばず訪問外国人さえも北京へ強制送致し取調べ出来るようにする法律案)によって奪われる“絶対の危機”に立っているというのにだ。

 

🔷諸外国ではどんな動きがあるのだろうか⁉️まず知ることが大事❗️

 

    それを報じた貴重な記事が、脚で取材した情報をもとに的確な指摘で著名な“評論家宮崎正弘氏”によって書かれたので、敢えて全文を転載させて頂く。

 

香港。これほどの政治的影響を持つとは、誰もが想定外だっただろう。とくに北京政府、中国共産党は深い衝撃に包まれている。世界のメディアが注目し、連日大きく報道しているため、軍による鎮圧に踏み切れないからだ。

 

 香港の抗議活動はとうとう四ヶ月目に入り、その支持と連帯が世界中に拡大した。

欧米諸国の留学生らは香港の学生支持集会を各地で開催しているが、なかには身銭をきって、香港へ駆けつける若者もいる。台湾でも、香港問題が次期総統選挙の流れを完全に変えた。蔡英文再選の可能性が濃厚になったのだ。

 

 リトアニアの首都ビリュナスでは、香港の抗議活動に連帯する『人間の鎖』が実施され、多数のリトアニア市民が参加した。同時にリトアニア外務省は中国大使を呼んで、暴力的弾圧、ヒューマニズムの尊重などを訴えたという(サウスチャイナモーニングポスト、2019年9月1日)。

 

 外国にいる中国人留学生は躊躇(ためら)いと、北京からの監視、『愛国行動』への参加要請(というより強要)に動揺し、複雑な心理状況に陥っている。

 オーストラリア(豪)には120万人もの中国人が暮らし、このうち44%が中国大陸からの移民、香港からの移民は6・5%(2016年の統計。現在はもっと増えているが、速報統計がまだない)。

 

 カナダには176万人もの中国移民が暮らすが、このうち753,000人が中国大陸から、216000人が香港からの移民である。この移民の間にも香港問題で、コミュニティを二分化させてしまった。

 

たとえばシドニーでは中国領事館の指示によって『北京支持』集会という時代錯誤的なイベントが行われたが、参加者はわずか五百名だった。かれらのプラカードは「愛中国、愛香港。反港独、反暴力」という抽象的なもので、配られた五星紅旗を力なく振って、ともかくアリバイ証明的だったそうな。

 

 彼らの参加動機、言い分は『香港問題はインドにおけるカシミール問題』とか、北京政府のプロパガンダを鵜呑みにしている。香港の学生の多くは『香港独立』を言っているのだ。

 

 中国人留学生の多い西側諸国のキャンパスでは『レノン・ウォール』という壁新聞が登場して盛んな書き込みが行われている。

まるで文革終息期の70年代後半、北京の『西単の壁』の如し。

 

 豪、カナダ、そしてニュージーランドの中国人留学生同士の衝突も各地で伝えられている。「西側のメディアは反中国的であり、じつに偏向している」と北京政府支持の若者らは発言しているが、移民コミュニティでの強い支持が見られない。

バンクーバーで行われた北京支持行進には五星紅旗を前面に飾ったフェラーリが登場し、失笑を買った。

 

 またホワイトハウスや、キャンベラの豪国会前、NZウェリントンの国会前などでは日頃の法輪功活動を横目に、チベット、ウィグルからの留学生らが香港と連帯している。

 すでに香港の抗議活動は四ヶ月、香港の八つの大学では授業ボイコットに12000名の学生が参加した。この動きは高校、中学にも拡大している。」出典:「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」2019/9/3①

 

香港の反中国抗議行動は四ケ月目に突入した。

 第一に刮目するべきは、すでに逮捕者が900名を超えているというのに、自分の将来を犠牲にしても、香港の自由。というより人間の自由と尊厳のためには就活も人生も擲(なげう)つことになるかも知れない行為に、香港の若者が疾走していることである。

9月2日から再開された新学期。大学ばかりか、高校の授業ボイコットの呼びかけに12000名が応じた。

 

 第二に警察隊のガス弾に対抗して、学生らは火炎瓶、また暴力的衝突に関しても、戦闘の技量をあげて、まるでゲリラ戦法のように戦術を格段に向上させていること。往時の全共闘を彷彿させる。ただし、火炎瓶は学生を偽装した警官隊の仕業とする説が香港では有力である。

 

 第三に香港財界を主流とした北京支持派が急速に力を失い、まだ共産党を礼賛し『愛国』を叫ぶジャッキー・チェンらが香港市民からはまったく相手にされず、彼のツィッターへの反論は、香港にみならず世界中から数百万もの反対意見が寄せられて、完全に北京擁護派が浮き上がっているという報道されない事実があげられる。

 

 第四に繁華街の一つで下町の旺角(モンコック)あたりで、先週まで繰り広げられた中国支持派の愚連隊、マフィアらの抗議集会やデモ隊への襲撃に対抗して、その拠点に、学生らの戦闘部隊が報復戦に挑んだ。マフィアも驚くという事態が生じている。

 

 第五に、しかしながら、意外な得点をあげたのは、じつは習近平なのだ。

北戴河会議で長老達からつるし上げられたが、香港危機を前にして、むしろ習解任とか習失脚ではなく、共産党が一丸となって対応しなければ克服できないという切羽詰まった危機意識が醸成され、なんと習近平が回避してきた中央委員会総会(四中全会)が二年ぶりに十月に開催されることになったことだ。

 習近平のカリスマも指導力も地に落ちたが、香港危機がバネとなって、彼の政治生命を延命させた。これこそ、意外な展開である。つまり中国共産党指導部は香港での抗議集会、デモがかつての東欧を襲った「カラー革命」の再来となる事態を真剣に懼れ始めたのだ。

 

 まして香港経済の落ち込みが激しく、株式市場は4・8%の下落(2016年の『雨傘革命』時は2・75%だった。以下括弧内同じ)。

上場数は42%の減(37%)。そして新規公開における資金調達は87%の落ち込み(29%)と惨憺たる数字が並びだした。

 

 すでに過去三ヶ月のあいだに香港から持ち出されたゴールド(金塊、コインを含む)は香港ドルで20億ドル(「UNOMINEWS」注:約270億円)に達している。

 香港の経済危機は、富裕層の海外脱出に拍車をかけている。」出典:「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」2019/9/3②

 

🔷「荒野を目指さざるをえない」香港市民  日本人も何かをすべきときでは⁉️

 

    日本人とはこんな程度だったのだろうか❓内なる「大和魂」は、同じアジア人、同じ黄色人種の香港市民の窮状を、ただ傍観しているのだろうか❓

 

    香港の若い女性が、“反送中デモ”に参加して、警官隊に拘束され、右目眼球破裂の重傷を負った。我が娘でないから何もせずに通り過ぎるというのだろうか❓若者たちは、「荒野を目指し」、中国共産党に殺される危険を冒しながらデモを続けているのに。

 

    NTD TV JAPANによれば、東京の新橋駅前で事態の深刻さに目覚めた数十人の若者が集会とアピールを行なったことくらいだ。以下に画面写真を引用させていただく。

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東京新橋駅前広場で香港市民にエールを送るグループ(NTDTV JAPANのニュース映像から画面写真引用)

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日本在住の香港市民 李さん(NTDTV JAPAN ニュース映像の画面写真引用)

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右眼球破裂の重傷を負ったデモ参加女子学生(NTDTV JAPANニュース映像から画面写真引用)

 

🔷香港市民のデモの様子と、制圧しようとする警察と逮捕される市民の様子も、NTD JAPANの「YouTube」ニュース映像で以下に紹介する。

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8月31日デモの様子。「警察と消防は20分以上も現れず緊急法発動の口実作りか?」記事から(NTDTV JAPANニュース映像から画面写真引用)

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完全武装した香港警察隊、まるで〇〇のよう⁉️(NTDTV JAPANニュース映像から画面写真引用)

    自分たちで議論し、作った「憲法」でない「日本国憲法」の哀しさだろうか⁉️

 

    われわれの「自由」とは、「基本的人権」とは、与えられたものでしかないのだろうか⁉️ 進学も就職も大事だろうに、それよりも大事なものを守るために“放っとけない” のも、まだこの世に生まれ出でていない、わが子を圧政から守るための崇高な行動に思えてならない。


以上