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2億4400万km離れた小惑星「リュウグウ」で3mの誤差‼️探査機「はやぶさ2」が2回目のタッチダウン、地下物質回収成功‼️“快挙”のかげに滋賀県の「還来神社」‼️

🔷もし『有機物』が含まれてでもいたら、生命進化の謎を解明する世紀の大発見‼️

 

    宇宙航空研究開発機構JAXA)は7月11日、探査機「はやぶさ2」の小惑星リュウグウ」への2回目のタッチダウン運用が成功したと発表した。4月にリュウグウの表面に金属の弾丸を打ち込んだ際、地下物質が飛び散っており、今回のタッチダウンは、この時に飛び散った地下物質の回収が目的だ。

 

    JAXA宇宙航空研究開発機構)のライブ配信では、午前10時22分ごろ、はやぶさ2が計画通りリュウグウから上昇したことが分かり、10時53分ごろ回復した通信によって最終確認が終わり、成功が確定したことがアナウンスされ管制室に拍手が響いた。

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快挙に沸くJAXAの「はやぶさ2」管制室(JAXAのライブ映像から画面写真引用)



 4月には金属の塊をリュウグウの表面に打ち込み、人工クレーターを作成。その際、地下0〜1mにあった物質が舞い上がり、クレーターの周囲に飛び散っていた。2回目のタッチダウンは、この地下物質を回収することが目的。採取できていれば世界初の快挙だ。

 

    なぜ快挙かというと、

 

    地下数十センチを超えると、宇宙線、太陽加熱や宇宙風化の影響が少なく、JAXAは、太陽系ができる過程で “ もとになった物質 ” が採取できている可能性があるという。もし「有機物」が含まれてでもいたら、生命進化の謎を解明する世紀の大発見にすらなる快挙だ。

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前回のSCI衝突で放出された深部地下物質を採取できた模様(JAXAのライブ画像の画面写真引用)


🔷「星間分子雲」=氷、有機物、鉱物のダスト➡️「微惑星」➡️「小惑星」➡️「初期地球」に水や有機物を供給⁉️

 

    氷、有機物、鉱物のダスト、簡単にいうと「宇宙塵」が集まって「星間分子雲」となり、化学反応や合成、分解を繰り返して微惑星になり、小惑星(今回タッチダウンした「リュウグウ」もその一つ)となり、この小惑星が集まって、太陽系をつくり、初期地球に隕石として降りそそぎ、水を供給したり、有機物を供給したという。

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太陽系、地球、そして、われわれの人体の元になった物質の解説画面(JAXAのライブ画像から画面写真引用)

    太陽系も、地球も、われわれの人体の元になったのが、「はやぶさ2」が回収した岩石であり、その中に水はあるのか?有機物はあるのか?によっては、全ての謎が解き明かされる可能性すらある。

 

    仮になくても、鉱物はあるのだ。宇宙線や太陽熱にさらされた表面と、数十センチ以上の深い地下にあった物質との比較試料は、他国の研究成果とあわせて、今後の宇宙科学の進歩に大きな足跡を残すことは間違いない。

 

    もう一つ重要なことは、日本の、JAXAの宇宙技術の先進性を世界に示せたことだ。

 

🔷2億4400万km離れた小惑星リュウグウ」で3mの誤差の着地予定地❗️大きい安全保障上の意義‼️

 

    「人工クレーター自体は深く傾斜もあり着地困難なため、噴出した地下物質も採取できるよう、20m程離れ、1cm程の堆積が推定される地域(C01-Cb)を、着地予定地に選びました。ただし半径3.5m程しかなく、前回同様に難しさは変わりません。」JAXAはいっていた。

 

    地球から2億4400万km離れた小惑星リュウグウ」で3mの誤差ということがどれほどの精度かというと、喩えは悪いが、わかりやすく言うと、地球上で最も遠くまで飛翔する大陸間弾道弾(ICBM)の最低飛距離である5,500km先でも、わずか1mmの1/15の誤差という極超精度だ。

 

    他国の研究成果を盗用し、世界制覇のみを追い求める中国などと、私たちの国との本質的な違いを鮮明に示した意義も大きいといえる。

 

    こうした技術は、いつでもICBMなどのミサイルに転用しうることを指摘する国やマスコミもあるだろう。

 

    しかしそれこそが、目に見えない抑止力となり国を守るのだ。

 

    「核戦力」は、決して使われることはないのだから、“持ってるか?持ってないか?”ではなく“持ってるかもしれない”で充分‼️というのが

 

    累計販売2,500万部を超えるコミック「沈黙の艦隊」で著者かわぐちかいじ氏が主人公の海江田艦長に語らせた理念だった。

 

    その可能性をさらに確実なものにしたのが今回の快挙であり、安全保障上の意義も大きいと言える‼️

 

🔷無事 “ 帰還 ” を祈願された「還来神社(もどろきじんじゃ)」とは⁉️

 

    はやぶさ初号機のプロジェクトサイエンティストとしてはやぶさ初号機の試料採取装置を創案、開発した藤原顕 宇宙科学研究所元教授は、滋賀県にある「還来神社(もどろきじんじゃ)」に無事帰還を祈願されているという。

 

    京都大学からJAXAに転じた方だからと思ったが、実はこの神社のご祭神は『藤原旅子』といわれ、桓武天皇の皇妃であり53代淳和天皇の御生母であると「還来神社(もどろきじんじゃ)」の由緒にあった。

 

    しかも、『藤原旅子』は太政大臣 藤原百川(ももかわ)の息女でもあったという。これは推測だが、藤原教授はこの藤原百川の血を引く方ではないだろうか。

 

    境内には、“ 拉致被害者の無事帰還 ” を祈願されたともあった。

 

    最新の宇宙科学を支えているのが、こうした『想い』であったことに驚かされた。

 

    今を去ること1,200年以上前に『わが出生の地、比良の南麓に梛(なぎ)の大樹あり、その下に葬る可し』と遺命され、“出生の地に還り来た”というので「還来神社(もどろきじんじゃ)」と名付けられた地は、訪れる観光客もなく、また、探査機「はやぶさ2」の快挙も知らぬげに静まり返っていた。

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生まれ故郷の梛の樹の下に葬られた桓武天皇皇妃『藤原旅子』(写真記者撮影)

 

    快挙も、無事帰還が叶って試料の分析が出来て初めて実を結ぶ。JAXAの管制室の中には、科学だけではどうにもならない “ 無事 ” ということに、多くの関係者の“心を一つに”というのが合言葉のようになっていたし、無事成功を祈願するダルマが置かれていたりもいた。

 

    “祈り”は謙虚さであり、“想い” は光よりも速く、遠く“祈り” を時空を超えて運んでくれる。まさに宇宙の神秘がそこにはあることを『藤原旅子』妃の御霊が教えてくれているようだ。

 

(注:「還来神社」の所在地は、滋賀県大津市伊香立途中町518番地)

 

以上