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広島の中3 下着脱がされ精神疾患‼️ “見殺し”せず、立ち上がれ中高生ら‼️

毎日新聞(2019年3月26日)に「いじめを半年以上放置 広島・呉の中3下着脱がされ精神疾患」という記事が掲載された。そして、いつものように、学校の責任を問うている。

 

    しかし、小学生は小学生なりの、中学生は中学生なりの“子ども社会”の秩序があるはずだろう。

 

    弱い者イジメが始まり、アメーバーのように集まって食い尽くす前に、

 

    「ドラえもん」の「出木杉くん」のような人が「やめとけ!」とか「しずかちゃん」のような人が「もうそれ位にしたら?」とか言って止める“人” (生徒と言わず敢えて“人”と言う)はいなかったのか⁉️

 

    「そんなことしたら自分も巻き添えを食うから・・・」という言い訳は、要するに “見殺し” だ。中学生だから許されるわけではない。中学生にもなればイジメがいいことか悪いことかは自分自身が分かっているからだ。

 

 

⑴  “見殺し” は“殺す” より罪が深い‼️ 級友を軽蔑しても地獄に堕ちる‼️

 

 

    佛教の高僧にうかがったところ「殺すのは勿論“地獄行き”だが、それより “見殺し” の方が罪が重い」といわれた。刑法がどうだとか、死刑がどうだとかいうのではない。佛教は動物だろうと虫だろうと生き物の命を奪ったものは、みな地獄へ堕ちると説く。キリスト教イスラム教では、人殺しは裁かれる(=地獄ゆき)と説くが、他の動物とか虫は “無視” されている。佛教ではすべての命は平等だという。

 

    では、キリスト教はどうだろうか。VATIKAN NEWSによれば「ローマ教皇フランシスコは、バチカンで10月17日、水曜恒例の一般謁見を行われた。謁見中の教皇によるカテケーシス(教会の教えの解説)では、(中略)モーセの『十戒』の第5戒『殺してはならない』をめぐる考察が続けられた。」「マタイ福音書の数節(5,21-24)でイエスは、『あなたがたも聞いているとおり、昔の人は『殺すな。人を殺した者は裁きを受ける』と命じられている。しかし、わたしは言っておく。兄弟に腹を立てる者はだれでも裁きを受ける」(マタイ5,21-22)と教えている。

    さらに、イエスは、『兄弟に(中略)『愚か者』と言う者は、火の地獄に投げ込まれる。(中略)』(同5,23-24)と、兄弟を決して罵らず、和解するようにと説いている。」

教皇は、(中略)イエスはここで、兄弟に対する怒りも、人を殺すことの一つの形であると明言しており、それは『兄弟を憎む者は皆、人殺しです』(1ヨハネ3,15)と、使徒ヨハネも記すとおりであると話された。

また、イエスはそれだけにとどまらず、同じ論理をもって、兄弟を罵ることや軽蔑することも、人を殺すことと同様にみなしていることを、教皇は指摘。」出典:VATIKAN NEWS 2018年10月17日

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ローマ教皇フランシスコ(VATICAN NEWSから引用)

    やはり、級友(=兄弟)を罵ることや軽蔑することも人殺しと同じと説いているではないか⁉️

   

     死んだら終わりと考えている人にとっては、どうでもいい話だが、世界人類62億の内47億人は、キリスト教イスラム教か仏教を信じている。死んだ後のこととはいえ、まんざら嘘ではないだろう。

 

⑵ イジメの真犯人は⁉️ 無責任なSNSによるバッシング‼️ 即ち“傍観者の利己主義”

 

    ご存知だろうか?

 

3年A組 -今から皆さんは、人質です-』というテレビ番組を。主演は菅田将暉で、略称は「3A」。日本テレビ系で2019年1月6日から3月10日まで放送された。

 

    あらすじは、「魁皇高校では卒業まで残り10日となるなか、3年A組担任の柊一颯(菅田将暉)がクラス29人全員を集めて突然こう告げた。「今から皆さんには、人質になってもらいます。」爆発音が鳴り響き、校舎の廊下部分が爆破され騒然となる生徒たちは教室内に閉じ込められる。

 

    一颯は生徒たちに、半年前に自ら命を落とした景山澪奈はなぜ死んだのか「原因を考え、真実を知っている者は名乗り出ろ」と課題を出す。

 

    澪奈は水泳部で、オリンピック代表候補にもなっていた全国区のスターだったがドーピング疑惑のフェイク動画を拡散されて以降クラスでイジメにあっていた。」というところから始まる。出典:ウィキペディア

 

    フェイク動画を作らせた人物、作った人物、それを拡散させた人物、無視した人物、陥れた人物が次々と明らかになるなかで、生徒たちは自分の心を見つめるようになってくる。その過程が、逐一SNSに曝されていく。

 

    そして、最終話ではじめてSNSこそが真の犯人だと指摘して終わる。

(注ーSNSとは、FacebookTwitterInstagramなどのソーシャル・ネット・ワーキングシステムで、個人の意見や感想がネットワークを通じて自由にやり取りできる) 

 

⑶ “イジメる” と“イジる” は一字違いで大きな違いだが❓

 

    いたずらや悪ふざけでパンツを脱がせるなんてのは、見たことや聞いたことがあるだろう。昔から普通にある。

 

    芸能界では “イジられキャラ” がいる。出川哲朗さんはその典型だろう。「出川骨折時のシーン放送される、ズボンがずり落ちた状態のまま落下。」2015年4月9日 出典:ナリナリドットコム  と骨折もいとわない。

 

    芸能界という集団の中で、存在を認められているから“イジられる” 。出演の機会も増え、収入も増える。仕事として確立している。

 

    だからといって、屈辱感がゼロかというと、口には出さないが、ゼロということはないだろう。そこは、堪えるしかない。芸能界で荒波に揉まれ、食べるにも事欠くなかで培われた精神的強さがあるから堪えられるのかもしれない。

 

    “イジメる” と“イジる” は一字違いで大きな違いだ。だが、その違いは微妙で根っこは同じかもしれない。

 

    加害者側は“イジる” でも、被害者側にとっては“イジメられる” ということもあるだろう。広島の中学生はどうだったのだろう。

 

    しかし、究極のイジメは、「臭い」「ウザい」「キモい」などといって集団疎外する “無視” だろう。

 

    存在を無視され、声もかけられず、声をかけても応えて貰えない。『3年A組』 の被害者もそうだった。

 

    “死ね!” というに等しい。それで被害者が死んだら立派な “人殺し” だ。

 

   だが、法律では裁けない。だが、間違いなく“ こころ ” の世界では裁かれる‼️

そして、 死後は“ こころ ” だけの世界だ。

 

⑷ 自分の“ こころ ” の世界を知る方法

 

    死後の世界とは、自分と向き合う世界だ。誤解を恐れずにいえば、そこには神も佛も鬼もいない。いるのは “自分のこころ” だけだ。そして、自分で自分を裁き

「地獄」を選んで堕ちてゆくのだ。

 

NHKスペシャル チベット死者の書』などを読めば少しは分かるだろう。

 

    死後の“ こころ ” の世界が知りかったら簡単だ。テレビもなく、音楽もなく、本もなく、電気も消して、しずかに自分の心を見つめていたら一週間もすれば分かってくるだろう。

 

    第二次大戦後、ソビエトによってシベリアに抑留され収容所の独房に入れられた瀬島龍三氏(大本営作戦参謀。帰国後、伊藤忠商事会長)は、発狂しないために、観音像を自分で描き、観音経を唱えて正気を保ったという。

 

    正しい師なくして自分の心を見つめたら“発狂する” といわれている。それほど恐ろしいのが “自分の心” だといわれる。だから、どんな殺し屋でもマフィアのボスでも独房は恐れるという。

 

    イジメを見て見ぬ振りをした人、無責任にバッシングしたSNSの投稿者、勿論イジメた本人は、この世で罪を免れても、“ こころ ” の世界では逃れられない。人は必ず死ぬ。そのときに、はじめて分かる。自分の犯した罪の重さが⁉️ 自分のしたことは(無意識を含め)自分が一番知っているのは自明のことだ。閻魔様や鬼ではなく、自分が自分を裁くのなら納得出来る。

 

⑸  「しずかちゃん」や「出木杉くん」現れ出でよ‼️

 

    金子みすゞさんの詩「星とたんぽぽ」に「青いお空のそこふかく、 海の小石のそのように、 夜がくるまでしずんでる、 昼のお星は目に見えぬ 見えぬものでもあるんだよ、 見えぬものでもあるんだよ。」という一節がある。

 

    どんなに、華やかなテレビ番組やにぎやかな音楽で紛らわしていても、真っ暗な夜は必ずやってくる。見えない世界も、また、あるのだ。

 

   法では裁けなくても、加害者と ”見殺し“ をした人たちが、“ こころ ” の世界では「地獄」へ堕ちることをバチカンローマ教皇はじめ多くの精神的指導者が示しているのだ。

 

    わが子の無念は、必ず晴らされるということを知って、少しは癒されるだろうか。

 

   だからこそ、これから、わが子を育てる際には、厳しく育てて、イジメに立ち向かう強い心、メゲない心、我慢する心を育んでほしい。

 

    「ハリーポッター」の物語でもイジメはある。

 

    「ドラえもん」にも「のび太」君をイジメる「ジャイアン」が登場する。

 

    そのときに「のび太」君をかばう「しずか」ちゃんや「出木杉秀才」君が教室にいればこそ、「ドラえもん」は半世紀経っても人気を博している。

 

    子どもたちよ‼️  成績の良い子、体力のある子、ケンカの強い子らからでもいいから、勇気を出して、せめて「やめたら⁉️」とイジメに立ち向かってくれることを乞い願う。