災害派遣で危険を冒し、ドロドロになって救助にあたる自衛隊員の危険手当は❓#0042 #危険手当 #災害派遣自衛官 #防大卒業式訓示 #吉田茂 #第一回防大訓示
⑴ 「ブルゾンちえみ」の♫35億❗️じゃなくて、1日およそ500円‼️
例えば外務省、イラン・イラク戦争前に、大使館の二等書記官クラスでも、2年後帰国したら家が購入できた(頭金だろうが)、と現役外務公務員(当時の中級合格者)がニコニコしながら語っていた。
防衛省の元高官は、「警察は目立つけど危険のないところでしか動かない。それでも、災害派遣自衛官より危険手当は良い」という。
どうも、県警からと国からと両方手当が出るから高いようだ。自衛隊員は特別職国家公務員になる。そして人事院の定める職員が一定の業務に従事した場合に災害応急作業等手当が支給されるそうだ。この点の実際の詳しい情報をお持ちの読者がおられたらコメントを頂きたい。(中央官庁は情報公開法による時間のかかる手続きを踏まないと情報を出さないので)
災害派遣された自衛隊員の扱いを、あるTV映像で見たことがある。体育館の床に布団もなく雑魚寝している姿だった。それよりも悲惨な、“疲れ果てて座ったまま仮眠をとる” 自衛隊員の写真を下に引用した。
被災者の方はご存知だろう。彼らは被災者をお風呂に入れても、自分たちは三日に一回入れればいい方、炊き出しのご飯は食べず缶詰のご飯だけを食べる。
災害派遣出発前は48時間一睡もせず出動準備をするいう。
⑵ 安倍総理(正確には安倍衆議院議員)のツイッター「ご家族の皆様に心から御礼を申し上げます。」
「大きな災害が相次いだ平成の時代。過酷な現場で救助活動に当たる自衛隊員の姿は未曽有の危機に直面した人々にとって大きな希望の光であったと思います。 荒波に揉まれながらの警戒監視、突如現れる国籍不明機へのスクランブル。陸で、海で、空で。これまでも、これからも、自衛隊が臨む任務には、常に危険を伴います。国民の命と平和な暮らしを守るため、自ら進んで、この困難な道へと進んでくれた彼らは、日本国民の誇りです。彼らを送り出して頂いたご家族の皆様に心から御礼を申し上げます。」と謝辞を述べたことを公開した。
平成最後の防衛大学校卒業式での言葉だ。自衛隊の最高指揮者として当然の言葉だろう。
⑶「『日陰者』であるときの方が国民や日本は幸せなのだ。耐えてもらいたい。」
吉田茂総理大臣は、昭和32年2月 第1回 防衛大学校卒業式訓示で
「君たちは、在職中 決して国民から感謝されたり歓迎されることなく自衛隊を終えるかもしれない。ご苦労なことだ。(中略)
しかし、君たちが歓迎されるときは国家存亡の危機や災害派遣のときだ。(中略)
『日陰者』であるときの方が国民や日本は幸せなのだ。耐えてもらいたい。」
そう述べたという。創設以来、いじめられ続ける自衛隊員の労苦を見通した歴史的な指導者の言葉だ。「耐えてもらいたい」と‼️
あれから60有余年、今だからこそ問うべきだろう。
⑷ 正当に労苦に報いてこそ、道を間違えそうになったとき遠慮せずにモノ言える⁉️
せめて、目立つ災害派遣警察官より自衛官の特別手当を1日50円でも100円多くしてその労に報いたとしたら、国民は “不公平だ” と言うだろうか。
3月の凍える海に潜り、津波に流された被災者の御遺体を我が子のように抱き上げた自衛隊員への正当な評価をすることが、将来、仮に “自衛力の暴走” になりかけたときに、遠慮せずに「耐えてもらいたい」と言えると確信する⁉️
充分に労に報いてこそ、シビリアンコントロールを実効あらしめることが出来るのではないか。